【これで分かる!】狩猟免許の取り方と申請手順 まとめ!

お仕事

今回の記事では、
狩猟免許を取得するために
必要な手順をわかりやすくまとめていきます。

昨今では獣害によって
人々や農作物への大きな被害が懸念される中
年々ハンター人口の高齢化や減少に伴い、
獣害が増え被害の拡大が加速しています。

これから狩猟免許を取得される方は
非常に貴重な存在です。

最近では
そういった被害やSNSによって注目を浴び、
狩猟への人気が高まっています。

受けてみたいけどどうしたらいいかわからない。
どこから応募すればいいの?

お困りの方は
ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

【これで分かる!】狩猟免許の取り方と申請手順まとめ!

それでは早速、
狩猟免許の取得方法と手順について
解説していきたいと思います。

狩猟免許の種類

まずは狩猟免許の種類について
紹介しておきます。

1.   網猟免許
2.   わな猟免許
3.   第1種銃猟免許
(ライフル銃・散弾銃・空気銃)
4.   第2種銃猟免許(空気銃のみ)

それぞれの免許で扱える狩猟道具や方法に違いがあります。

事前申請フォームから申し込み(北海道の場合)

まず狩猟免許を取得するためには
試験への申し込みの前に、
事前申請が必要になります。

年に複数回ある狩猟免許試験ですが定員は少なく、
定員を超えた場合には事前申し込みを設けて志願者の抽選となります。

事前申請では希望の試験会場と日時を
第1~第3まで選択しそれらを抽選します。

そのため事前申請に申し込み、
無事に抽選を通過した方のみが
狩猟免許試験を受けられることができ、
狩猟免許試験への申し込みが
できるようになります。

事前申請の結果と試験日や試験地、受付番号は
登録したメールアドレス宛に抽選の結果と共に届くようになっています。

必要書類の提出

狩猟免許の試験を受ける為には以下の書類を用意する必要があります。

1.狩猟免許申請書(応募フォームに雛形あり)
2.住所を証明する書類
(免許証・住民票・銃所持許可証の写し等)
3.医師の診断書(応募フォームに雛形あり)
4.顔写真(縦3×横2.4)
5.返信用封筒(切手を貼付)

これらを提出して初めて
受験日に狩猟免許試験を受けることができます。

申込が完了した後は
試験会場となる地方自治体より、
自分で用意した返信用封筒で
受験票が送られてきます。

これは試験当日に必要なので
失くさないようにしておきましょう。

各提出書類については
下記の通りとなっています。

狩猟免許申請書

狩猟免許申請書は受験者の個人情報を書いて提出するものです。自分が事前申請で受けた内容の狩猟免許の内容を記載したり、他の狩猟免許や銃所持許可証の有無なども記載する必要があります。また、こちらの申請書を提出する際には5,200円(ほかの狩猟免許を持っていう方は3,900円)に相当する収入証紙を貼付する必要があります。

住所を証明する書類

 住所を証明する書類は受験者が狩猟免許申請書に記入した住所や名前が一致していることを証明するために必要となります。免許証などで裏に現在の住所などが記載されている場合は忘れず表裏を1枚にコピーするようにしましょう。

医師の診断書

 医師の診断書は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」において定められている欠格事由に該当しないことを証明するために必要になります。診断書の発行は地域によっては発効までに時間がかかる可能性がありますので、お近くの病院やかかりつけ医に発行が可能か確認してから応募フォームの診断書のひな形を印刷して持ち込み、診察を受けましょう。尚、原則歯科医師以外の医師であれば外科・内科どちらでも問題ないとされています。

顔写真

顔写真は受験票の発行の際に使用されます。大きさを間違えないように注意し、写真の裏面には撮影日と受験者氏名を記入しましょう。

返信用封筒

 返信用封筒は申請書等が到着して無事に受理された場合に、受験票を送付する際にしようされます。切手を貼付することを忘れないように注意しましょう。

試験日までにある事前予備講習

狩猟免許の取得では各地方自治体や猟友会を主催とした予備講習が開催されます。

インターネットでの申し込みや
郵送での試験手続きをした場合には、
それらが開催されていることや
日時についての案内はされないことが多いです。

現に私も郵送で手続きをして
違う地区の自治体で受験をしましたが、
案内が無かった為に事前予備講習の存在を知りませんでした。

この事前予備講習ですが、
講習費が各自治体によりますが
1万円近くかかるものの
「必ず」受けた方がいいです。

事前予備講習では
まず市販では購入できない「狩猟読本」という
いわば狩猟免許の教科書をもらえます。

その狩猟読本を使用した内容で
試験で問われる重要な箇所を教えてくれます。

且つ、試験で必ず行われる実技について
勉強できるのはこの事前予備講習だけです。

模擬中を使用した猟銃の点検、分解や組立、
弾の装填に脱砲、団体行動での取り扱い、

空気銃の装填や脱砲、空気の圧縮操作などを
試験の流れと併せて全て教えてもらうことができます。

逆にこの事前予備講習を受けなければ、
知識試験や狩猟鳥獣判別の
勉強に必要な「教科書」が無く、
実技で扱う猟銃・空気銃・わな、網に
一度も触れることない状態で
知識試験・適性試験・実技試験を受けることになります。

近くに取得予定の種類で
免許を持っている人がいる場合は、
狩猟読本を貸してもらい銃の取り扱いについても
大体は教えてもらえるかもしれませんが、
なるべく予備講習に参加することを
おすすめします。

私は予備講習の存在を知りませんでしたので、
受験2年前に発行された古い狩猟読本を借り、
知り合いのツテで火薬店に頼み込んで
銃の取り扱いについて
教えてもらうことができました。

その他にも
YouTubeやインターネットの情報を
自分で模索して無事に合格することができました。

試験当日の流れ

試験当日には基本的には持ち物は

・受験票
・筆記用具(鉛筆と消しゴム)
・動きやすいポケットのある服装
・狩猟読本(待機時間が長いので見れます)
・眼鏡等(適性試験で視力検査があります)

これがあれば十分です。

試験の順番

狩猟免許の試験では、

1.知識試験
2.適性試験
3.実技試験

上記の順番で試験が行われます。

試験会場について時間がくると、
まず試験について30分ほど説明が行われ、
その後に知識試験が行われます。

知識試験

知識試験の内容は受ける免許の種類によって
問題数と中身が変わりますが、
難しい問題はほとんどありません。
(落ちる人の9割は実技試験で落ちると言われています。)

法令や免許の取り扱い、規制の内容や狩猟鳥獣、
取得しようとする狩猟道具について
問題が出題されます。

この知識試験は
正答率70%以上で合格となります。

時間が多めに取られていますが、
各取得する免許毎・志願数によって
途中退出可能時間が決められているので、

回答が終わりその時間が経過すれば
途中退出が可能です。

会場全体が退出したタイミングが
予定から早まった場合は、
次の適性試験開始時間が伝えられて
昼休みとなります。

私の場合は9時半に試験開始をして
10時半には全員退出して昼休みとなり、
次に行われる適性試験は11時半より開始されました。

適性試験

次に行われる適性試験では、

・視力検査
・聴力検査
・基本動作

が行われます。

視力検査

視力検査では通常の4方向とは異なり、
8つの数字が書かれた時計みたいなものの針先の数字を言い当てます。

両目・片目ずつで行われて
3回程当てたら合格です。

聴力検査

聴力検査では、
日常会話ができれば問題がないとの事で、
私の試験会場では基本動作の指示が聞き取れれば
合格という扱いで同時に試験が行われました。

基本動作

基本動作では
簡単な日常動作ができるかどうかを確認します。

手のグーパー、腕の上下左右運動、
屈伸・後屈、足踏み
これらの指示通り行うだけで終わりでした。

実技試験

猟銃免許は特に落ちる人の9割は
実技試験で落ちると言われています。

実技試験では
私は第1種猟銃しか受けていませんので、
第1種猟銃・第2種猟銃の内容についてのみ
説明します。

猟銃免許の実技試験では、
全体を通して減点方式で
まず最初に狩猟鳥獣判別の試験が行われます。

狩猟鳥獣判別試験

狩猟鳥獣判別試験では
計16問各2点の方式で行われます。

試験内容は狩猟読本の見開きに載っている
狩猟鳥獣と非狩猟鳥獣について
出題された写真を見て判別を行います。

狩猟が行える鳥獣については
「狩猟できます。〇〇〇〇(鳥獣名)です。」
と答え、

狩猟ができない鳥獣については
「狩猟できません。」とだけ回答します。

そのため覚える必要があるのは
狩猟できる鳥獣の写真と名前です。

狩猟できない鳥獣については
覚える必要はないです。

また、試験の際に使用される画像は、
狩猟読本の画像が使用されるので、
しっかりと確認して覚えるようにしましょう。

目測試験

目測試験では指定された場所について、
10m・30m・50m・300mの
4つの中から答えます。

こちらも自分受ける試験地の
事前予備講習を受けることができれば、
教えてもらえるようです。

私は受けていないのと
初めて訪れた場所での試験でしたので
感覚で答えていました。

銃の取扱実技試験

最後にいよいよ銃の取り扱いです。

第2種は空気銃のみ、
第1種は空気銃・散弾銃の両方試験を行います。

私の試験地での内容の順番は、

空気銃(第1種・第2種共通)

試験で使用される空気銃の種類は、
各地区で異なりますので
事前予備講習でしっかりと確認しておきましょう。

空気銃の空気圧縮操作

空気銃の空気圧縮操作では、
各空気銃の種類に対応した圧縮操作を行います。

獣の種類によっては
圧縮方法や圧縮に使う道具などが違いますが、
北海道ではポンプ式での圧縮操作でした。

圧縮操作前に「銃口内実包なし、異物なし」
と点検します。

ポンプ式の場合は先台の奥にある
折り畳みのポンプを「く」の字に広げ、
元の状態に戻す操作を
3回程度繰り返せば完了です。

弾の装填

圧縮操作後は弾の装填を行います。

まず「銃口内実包なし、異物なし」
と確認をします。

その後は弾の装填は照門付近の横側にある
レバーを押して装填口を開け、
弾(空気銃の実包はありませんでした)を
込めて装填口の後ろ付近にある
装置を押して装填を行います。

射撃姿勢

試験会場の壁にある目標に対して
射撃姿勢を取ります。

上中下に1枚ずつ貼られた目標に対して
射撃姿勢をとるように指示されますが、
必ず上を狙ってください。

肩の前に銃床を乗せ、
銃口を目標に向けて照門から
目標を覗き込みます。

「やめ」と指示があるまで
射撃姿勢を継続します。

弾の脱包

最後に弾の装填口の横にあるレバーを押して
装填した弾を取り出す動作を行います。

必ず取り出した後に
「銃口内実包なし、異物なし」と
確認します。

その後は指示に従って銃を机の上に戻します。

散弾銃(第1種のみ)

散弾銃の試験ですが、
こちらも空気中と同様に試験地区によって
使用される散弾銃が異なりますので
事前予備講習で確認しておきましょう。

点検や基本動作では特に変わりありませんが、
組立や分解を行う際に
違う散弾銃では若干部品の噛み合う場所が
違ったりしていて焦ることもあります。

その焦りから制限時間をオーバーして
不合格となる人が非常に多いそうです。

試験地区で開催される事前予備講習では
試験の際に使用される散弾銃と
同じ種類のものが使用されるので
必ず参加するようにしましょう。

散弾銃の点検

散弾銃の試験では、
まず点検から始まります。

机に置いてある銃を取り、
銃口内、銃口、先台、
開閉レバー、安全子を点検します。

・銃口内実包なし、異物なし
・銃身異常なし
・先台異常なし
・開閉レバー異常なし
・安全子異常なし

これらを声に出して
それぞれ指を刺したり
手に触れたりして点検します。

必ず点検した場所の名前を口にして
異常なしと言うようにしましょう。

銃口内の確認は「銃口内実包なし、異物なし」
それ以外の箇所は「〇〇(部品名)異常なし」

点検が終わった後は「点検完了しました」
と試験官へ伝えます。

散弾銃の分解・組立

散弾銃の分解・組立です。
この項目が一番落ちる人が多い試験内容です。

試験で使用する散弾銃も
各地区によって種類が違いますが、
主に銃身・先台・銃床の3パーツに分かれます。

私が使用したSKBの散弾銃でした。


まず銃口内の確認を行います。
「銃口内実包なし、異物なし」

その後は銃を机の上に銃床を垂直に置き、
先台を下にあるレバーを
引っ張り外して銃身側を下にして机に置きます。

次に開閉レバーを押して
銃を解放した状態で銃身を
持ち上げることで分解ができます。

それぞれを机の上に並べた後に
「完了しました」と伝えます。

そうすると
「分解した銃を組み立ててください」と
指示があるので分解の逆を行って
組み立てを行います。

一番難しいのは
銃身と銃床の結合部分を
上手くつなげる事です。

こればかりは事前予備講習で
しっかりと慣れておかなければかなり焦ります。

私の場合は火薬店で
見せてもらっていた銃と少し構造が違ったので、
その場で結合部分を見ながら組み立てましたが、
思ったよりスムーズにいかず、途中から少し焦っていました。

銃身と銃床の結合部分がうまくかみ合ったら、
折れている状態からまっすぐにして結合します。

その後は先台を銃身の根っこの部分に
押し付ければ組立は完了です。

最後に「銃口内実包なし、異物なし」と
確認を行います。

弾の装填

弾の装填では模擬弾を使います。

まず「銃口内実包なし、異物なし」と確認して、
開閉レバーを開放して模擬弾を2発装填します。

装填が終わったら銃を閉めて
開閉レバーも閉めて「完了しました」と伝えます。

射撃姿勢

こちらは空気中と同じ試験内容になります。

壁にある上中下3つの目標の中で
上の目標を狙って射撃姿勢を取ります。

試験官の「やめ」で
銃口を上か下に向けて指示を待ちます。

脱包操作

弾の脱包を指示されたら
銃を解放して模擬弾を取り出します。

脱包が完了したら
「銃口内実包なし、異物なし」と確認をして
「完了しました」と伝えます。

団体行動

次に3人で団体行動を行います。

こちらは主に銃口を人に向けないことに注意すれば問題ありません。

「回れ右」や「後ろを向いてください」
と指示がありますが、
その中で銃口が人に重ならないように
銃をもって行動が取れればOKです。

その後は3人で弾を装填した後に
銃の受け渡しを行います。

3人の受験者をA・B・Cとして、
A→B・B→A・C→B・B→C
と受け渡しを行います。

Bの人は2回受け渡しがありますが、
脱包して実包・異物がないことを確認後、
銃口を相手に向けないで自分の頭の左上に向け、
銃床と先台を持って渡します。

受け取る側は受け取りの前に自分の銃の
実包と異物がないことを確認して
銃口に気をつけて床または机に置き、
相手から受け取った後は同じように
「銃口内実包なし、異物なし」と確認します。

休憩の取り方

休憩では銃口に気をつけつつ、
弾を脱包して「銃口内実包なし、異物なし」
と確認して地面に置きます。

その後は椅子に座って指示があるまで待ち、
銃を机に戻してくださいと言われたら
「銃口内実包なし、異物なし」と確認してから
銃を解放したまま模擬弾と共に机に置きます。

これで実技試験終了です。

まとめ

今回の記事では、
狩猟免許を取得するための手順や
試験の内容について解説しました。

私が受験したのは第1種猟銃免許ですが、
他の猟具を使用した免許であっても
事前予備講習には必ず参加することを
お勧めします。

基本的には事前予備講習に参加して
知識と実技の講習を受ければ
受かるレベルの資格であると思います。

銃を使った狩猟には
この免許の他に警察による管轄の
銃所持許可が必要になりますので
しっかりと準備しておきましょう。

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